時速130キロ以上[時速130キロ以上]あれは私がまだ27歳頃の事でアル。 夕方から南大阪のトある警察へ所用ができて行く事となった。 ある、若い刑事が「僕、もうアガリだから付いて行ってあげる」と言った。 おまけに運転してくれるという。 おまけの大まけに彼の車で行ってくれるという。 真っ黒の車体でスゴイクーペタイプだ。 デコレーションしていたらまるで暴走族の車だ。 私は大喜びで助手席に乗り込んだ。 大喜びしたのも束の間だった。 料道路へ入った途端、かの刑事は猛スピードで走り出した。 怖くて景色どころではない! 身体をずらして助手席へ潜り込んだ。 それを見たかの刑事は「どうしたの?」 「恐ろしい!130キロも出ているじゃないの!」 「もっと出ますよ。 出しましょうか?」 「嫌だ! あんたと心中したくない!」 僕はいいですよ。 ミーコさんとなら」 「私はイヤだぁ! 警官のくせして・・・ スピード違反でパトカーに捕まったらどうすんのよぉ~」 すると、かの刑事はポケットから手帳を見せて「急ぎです。 と言えばいいさ」 私は当然「・・・・・・・・」 「だけどいい車ねぇ。 スピードが出るほど、沈むような感じ!」と言うと 「でしょ! これ、暴走族追っかける時に使う車ですぅ~」と来たもんだ。 次へ ホームヘ |